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コンテンツマーケティングとは?種類やPV数が9倍に伸びた成功例を紹介

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目次

コンテンツマーケティングとは、記事、動画、ホワイトペーパーといった「コンテンツ」を使ったマーケティング手法です。

近年注目されるコンテンツマーケティングですが「どんな種類があるのかわからない」「失敗しないか不安だ」と悩まれる企業担当者の方も少なくないでしょう。

そこで本記事では、コンテンツマーケティングの基本とメリット・デメリット、具体的な種類、成功事例、成功のポイントを解説します。コンテンツマーケティングを検討している方はぜひご一読ください。

コンテンツマーケティングとは?

コンテンツマーケティングとはコンテンツ(ターゲットにとって有益な情報)を使って事業課題の解決を目指すマーケティング手法で、インバウンドマーケティングの一種です。

DMやテレアポのようなアウトバウンドマーケティングと違い、コンテンツマーケティングでは商材を全面に出した積極的な売り込みはしません。「ターゲットが求める情報を企業が先回りして提供することで、自然に自社の製品やサービスに興味を持ってもらい、購買意欲を育成して購入や成約につなげる」というのがコンテンツマーケティングの特徴になります。

 

コンテンツマーケティング

  • 業界の最新情報をSNSに投稿する
  • 商材の制作裏話をオウンドメディアの記事にする

コンテンツマーケティングではない

  • ECサイトの割引クーポンコードをSNSで配信する
  • 見込み顧客へ営業電話をかける

コンテンツマーケティングのメリット

コンテンツマーケティングのメリットとして以下があげられます。

  • 潜在顧客から既存顧客まで幅広い顧客と接触できる
  • 長期的に顧客獲得コストを安くできる
  • 業界の専門家ポジションを確立できる
  • 顧客ロイヤリティが向上できる
  • 良質なコンテンツは資産になる

コンテンツマーケティングで制作・発信したコンテンツは、Webサイトなどに蓄積され、長期で新規顧客を送客する集客資産となります。数年前に制作したコンテンツから継続して問い合わせが発生することも、コンテンツマーケティングでは珍しくありません。

「良質なコンテンツを発信し続ける」という難しさはあるものの、成功した際には長期でメリットが得られる手法と言えるのです。

コンテンツマーケティングのデメリット

コンテンツマーケティングのデメリットとして以下があげられます。

  • 短期での成果は期待できない
  • 中長期のリソース確保が難しい
  • 戦略を外すと効果が半減してしまう

コンテンツマーケティングは広告のように施策直後から成果が表れるものではありません。コンテンツを増やすスピードにもよりますが、成果が出るまで数か月以上の時間がかかります。コンテンツの制作・発信にはそれなりのコストがかかるため、初期の費用対効果は見合わないものになりがちです。

また少なくとも「コンテンツの制作やメンテナンスにかかるコスト」と「発信媒体の運用・管理にかかるコスト」の2つは、コンテンツマーケティングを継続する限り発生し続けます。成果が見えないまま数か月間リソースを確保することは簡単ではないでしょう。

さらに戦略ミスにより効果が半減してしまうリスクもあります。たとえば事前調査不足からターゲットに届きにくいコンテンツ形式と発信媒体を選択してしまうと、いくら良質なコンテンツを制作しても気づいてもらえません。

コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの違い

コンテンツマーケティングの「コンテンツ」は、テキストや動画、音声などさまざまな形式の情報を含みます。ブログやオウンドメディアの記事もコンテンツに含まれるため、コンテンツSEOとの違いに悩まれる方も多いでしょう。

コンテンツSEOは、コンテンツマーケティングのうち、検索結果を潜在顧客とのタッチポイントとした施策を指します。たとえば「SEOを意識した記事を企業ブログに掲載し、検索エンジンからの集客を狙う」といった施策はコンテンツSEOです。

混同されがちですが、 コンテンツSEOはあくまでコンテンツマーケティングのなかの1つの手段に過ぎません。ただ、検索エンジンの特性上、コンテンツSEOを意識してコンテンツを制作すると、そのまま潜在顧客の求めるコンテンツに近いものが作りやすくはなるでしょう。

関連記事:コンテンツマーケティングとSEOの違いは?成果を出すポイントについても

またBtoBでは、コンテンツマーケティング施策の主軸としてコンテンツSEOを重視する傾向があります。BtoBビジネスにおけるコンテンツマーケティングについては、以下の記事もご覧ください。

関連記事:BtoBでのコンテンツマーケティングとは?必要性や手法、成功事例も

コンテンツマーケティングの種類

コンテンツマーケティングの種類はいくつもありますが、ここでは代表的なものを7種類紹介します。

  • 記事コンテンツ
  • ホワイトペーパー
  • 事例コンテンツ
  • 動画・音声コンテンツ
  • メールマガジン
  • SNS運用
  • セミナー/オフラインイベント

記事コンテンツ

記事コンテンツとは、テキスト(文字)主体で作成されたコンテンツです。オウンドメディアやブログなど自社所有のWebサイトを発信拠点にできるため、管理やメンテナンスがしやすく、資産性の高い手法です。

なお記事コンテンツというと検索エンジンからの集客を狙ったSEO記事のイメージが強いですが、取材記事やインタビュー記事などSEOを意識しないコンテンツも含みます。

関連記事:コンテンツ制作とは?種類ごとの特徴やメリット・デメリットを紹介

ホワイトペーパー

ホワイトペーパーはコーポレートサイトなどで配布するPDF形式のコンテンツです。専門的な知識を図やテキストでまとめたもので、多くはリード獲得を目的に制作されます。「記事コンテンツからホワイトペーパーへ導線を作り、リード情報と引き換えにホワイトペーパーをダウンロードしてもらう」といった使い方が一般的です。

とくにBtoBビジネスのような成約までに時間がかかる商材においては、ホワイトペーパーの質と量がコンテンツマーケティング成功の鍵となります。

事例コンテンツ

事例コンテンツとは、顧客の導入事例を紹介するコンテンツです。具体的な事例によって製品やサービスの価値を示し、同じような課題を抱えている見込み顧客の購買意欲を高める目的で制作します。

Webサイトの事例紹介ページやホワイトペーパーで展開するのが一般的です。

関連記事:導入事例はなぜ必要?6つの効果と活用のコツについても

動画・音声コンテンツ

動画や音声コンテンツは、とくにBtoCビジネスで展開することが多いコンテンツです。担当者の表情や生の音声が届けられるため、ターゲットとの距離が縮めやすくなります。

オウンドメディアやSNSで掲載できるほか、動画・音声配信プラットフォームでも発信可能です。プラットフォームが続く限り自社のチャンネル内に蓄積できるため、記事コンテンツと同様に効果的な集客資産となるでしょう。

メールマガジン

顧客に対して配信するメールマガジンもコンテンツマーケティングの1つです。導入サービスに関連する情報を提供するなど、ナーチャリングを目的として実施することが多いでしょう。

メールという一般的なツールを利用するため、比較的内製化しやすい施策でもあります。

SNS運用

各SNSにおいて自社のアカウントを作成・運用する方法です。BtoCビジネスでのコンテンツマーケティングでは、とくに欠かせない施策の1つと言えるでしょう。

画像や動画と短文のテキストを組み合わせるだけで投稿できるため、長尺のコンテンツを制作する余裕がない場合にも実施しやすい手法です。

セミナー/オフラインイベント

セミナーや展示会などオフラインのイベントもコンテンツマーケティングに含まれます。

参加者と直接のやり取りができるため、オンラインの施策と比べて見込み顧客との信頼関係が構築しやすい傾向があります。またセミナーの様子を動画コンテンツとして活用することも可能です。

コンテンツマーケティングの成功事例

弊社GIGのコンテンツマーケティング成功事例を紹介します。

タイミーラボ

▲出典:タイミー株式会社

タイミーラボ』は、スキマ時間を利用した単発アルバイトのマッチングアプリ『タイミー』を展開するタイミー株式会社の運営するオウンドメディアです。

当時のタイミー株式会社では、まだ認知の進んでいなかったスキマバイトという働き方について「ポジティブな世論形成」という課題がありました。そこでオウンドメディア『タイミーラボ』を立ち上げ、コンテンツマーケティングを実施。SEO記事やインタビュー記事など、ユーザーの共感を生むコンテンツを多数発信し、リリースから約5か月でPV数を9倍まで伸ばすことに成功しました。

ターゲットの不安や疑問に答える独自コンテンツが成功につながった事例です。


「SEO集客の強化でPV数がリリースから約5ヶ月で9倍に」ギグワークのブランディングを目指したオウンドメディア制作事例|コンテンツマーケケティング・コンテンツ制作会社ならコンマルク

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日機装株式会社

▲出典:日機装株式会社


Bright』は、産業用ポンプや血液透析装置、航空機部品を製造する日機装株式会社様の運営するオウンドメディアです。

事業内容が一般の方にはあまり馴染みがないため認知度が低く、また専門性が高いゆえ、事業内容の理解が難しい点を課題として抱えていました。そこで認知度の拡大と採用強化を図るため、「読者に親近感を持ってもらえるようなメディア」の制作を決定。日機装様ではたらく人や仕事内容を取り上げ、コンテンツを拡充していきました。

その結果「これまでは応募が少なかった属性の方からの問い合わせが増えた」とのお声をいただいており、認知拡大、採用強化などの効果が表れています。


「オウンドメディアのおかげで会社説明がスムーズに」BtoBの認知・採用強化に繋げるためのオウンドメディア制作事例|コンテンツマーケケティング・コンテンツ制作会社ならコンマルク

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コンテンツマーケティングの始め方

コンテンツマーケティングを効果的に実施するためにも、以下の7つのステップを踏みましょう。

  1. コンテンツマーケティングのKPIを設定する
  2. ペルソナを設定する
  3. カスタマージャーニーマップを作成する
  4. キーワード選定とコンテンツ設計を行う
  5. コンテンツの制作の体制を整備する
  6. コンテンツを制作する
  7. 効果測定と改善を繰り返す

最初に目的に即したKPI(重要業績評価指標)を設定します。認知度向上を目指すならPV数やSNSのシェア数、リード獲得が目的ならCVRや獲得リード数がKPIとなります。

次に顧客データやインタビューなどを活用して、ターゲットとなる顧客像を明確にしましょう。それを基にカスタマージャーニーマップを作成し、必要なコンテンツを洗い出します。

最後に継続的にコンテンツ制作や効果測定ができる体制を整備します。その際、コンテンツの投稿や更新作業がしやすいCMSを導入するのがおすすめです。

関連記事:コンテンツマーケティングの始め方7ステップ|事前準備や運用の課題・対処法も

参考:CMSの選び方4ステップ|種類や選定基準、おすすめCMSも紹介

コンテンツマーケティングの成功ポイント

コンテンツマーケティングの成功に重要となるポイントを解説します。

  • 事前にコンテンツマーケティングのゴールを明確化する
  • 自社ならではの強みをコンセプト設計に活かす
  • 中長期で取り組める体制を構築する

事前にコンテンツマーケティングのゴールを明確化する

コンテンツマーケティングの成功には事前のゴール設定が不可欠です。ゴール設定によって優先すべきターゲットやコンセプト設計、コンテンツを発信する媒体などが変わってきます

たとえばサービスの新規顧客を獲得するのが目的ならば、「自社サービスの導入がユーザーの悩みの解決策となるジャンル」でオウンドメディアやSNS運用を実施し、LPへの集客を狙うといった施策が考えられるでしょう。一方で、サービスの継続率を向上したい場合は、サービスを最大限活用する方法をメールマガジンで発信するほうが効果的かもしれません。

まずは 事業課題を洗い出し、コンテンツマーケティングのゴールを明確化しましょう。

自社ならではの強みをコンセプト設計に活かす

近年はコンテンツマーケティングに取り組む企業が増え、競合との差別化が難しくなっています。

そこで重視したいのが、他社にはない自社独自の強みを活かしたコンセプト設計です。自社に蓄積された独自情報やノウハウをコンテンツマーケティングの軸にできれば、競合コンテンツとの明確な差別化になります。

ただし、独自性があれば何でも良いわけではありません。たとえば問い合わせを増やしたいWeb制作会社が、Web系資格の勉強方法を発信しても、本来のターゲットであるWeb制作を依頼したい企業には届かないでしょう。

コンテンツマーケティングにおいて「集客できているのにCVが発生しない」はよくある問題です。 「独自性が付与できる領域で、ターゲットが求めている情報のうち、自社の目指す成果につながる情報」を発信できるようコンセプト設計を練ることが大切です。

中長期で取り組める体制を構築する

デメリットの部分で述べたとおり、コンテンツマーケティングに取り組んでもすぐには成果がでません。よって、広告のような短期的な成果を期待すると「失敗だった」と時期尚早な判断をしてしまいます。

コンテンツマーケティングに取り組む際は、中長期的な視点が求められる施策であることを組織で共有しておく必要があるのです。

また、コンテンツマーケティングでよくある失敗要因としてリソース不足があげられます。コンテンツ制作や改善、運用を担う社内リソースが足りず、コンテンツの更新が滞ってしまう事例は珍しくありません。

内製化する場合、社内のリソースを有効活用するためにも事前に表記・トンマナを揃えることも大切です。それにより修正や校正の回数を減らし、少ないリソースでも効率的な運用ができます。以下の資料ではオウンドメディアにおける表記ガイドラインの制作事例をまとめました。無料でダウンロードできるのでぜひ参考にしてください。


オウンドメディア表記ガイドライン制作事例|コンテンツマーケティング・コンテンツ制作会社ならコンマルク

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「リソースの確保に不安がある」「Webマーケティングの知見が自社のなかにない」という場合は、コンテンツ制作の外注化をおすすめします。最初は外部のプロに委託し、運用に慣れてから徐々に内製化を進めることも可能です。外注費用については以下の記事をご覧ください。

関連記事:コンテンツマーケティングの外注費用相場|内訳や費用対効果を高める方法も

コンテンツマーケティングが得意な会社

コンテンツマーケティングが得意な会社を目的や得意分野別で紹介します。

目的

おすすめの支援会社

ブランディング

・株式会社GIG
・FORCE-R株式会社

SEO

・ナイル株式会社


・株式会社ファベルカンパニー


・株式会社PLAN-B


・株式会社ルーシー


・株式会社ウェブライダー

BtoB

・株式会社GIG


・株式会社才流


・株式会社The Molts

動画

・株式会社EXIDEA


・株式会社ヒューマンセントリックス


・株式会社プルークス


SNS

・株式会社ウィルゲート


・テテマーチ株式会社


・株式会社リプラ


支援会社を選ぶ際はまず自社の目的や課題に合致した得意分野を持つ会社を選びましょう。それに加えて過去の実績や提供サービスの範囲を確認し、自社のリソースを補える会社を見つけましょう。

関連記事:コンテンツマーケティングが得意な会社16選|外注先の選び方も解説

コンテンツマーケティングはコンマルクにご相談を

本記事では、コンテンツマーケティングの基本や種類、成功事例や成功させるポイントなどについて解説しました。事業課題の解決策としてコンテンツマーケティングを検討している方の参考になれば幸いです。

またコンテンツマーケティングにお悩みの方はぜひ、株式会社GIGのメディア事業部が運営するサービス「コンマルク」までご相談ください。

コンマルクは数百万PV〜数億PVのメディア構築実績を持つ専門家集団であるGIGのメディア編集部が、貴社の事業成長に必要不可欠なメディア運営を強力にバックアップするサービスです。初期の戦略策定から記事制作・編集部の体制構築、コンテンツ制作の実行支援までワンストップでご提供します。

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コンマルク編集部

コンマルクは、コンテンツ制作、インタビュー取材、マーケティング設計、メディア運営、サイト分析改善など、上流から下流までトータルで伴走するコンテンツマーケティング総合パートナーです。コンテンツ制作やWebマーケティング、ブランディング、広報、動画領域に詳しいメンバーが情報発信をしています。

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