導入事例が参考になる企業サイト10選！デザイン・コンテンツのポイントを紹介
目次
導入事例は、ターゲットに自社商材へ興味を持ってもらい、理解や検討を促進したい企業にとって非常に有用性の高いコンテンツです。特にBtoBビジネスにとって重要度が高い導入事例ですが、制作が難しく「どのように作ればよいかわからない」「成果につながらない」とお困りの企業は多いかもしれません。
この記事では、導入事例が参考になる企業を10社紹介します。参考サイトからわかる効果的な導入事例のポイントについてもみていくので、ぜひ制作時のヒントにしてみてください。
導入事例の制作&活用術のウェビナーを開催
開催日時 2024年11月28日（木）13：00～14：00
内容
- 導入事例の基本
- 導入事例の作り方
- 制作した導入事例の活用法
- 導入事例制作支援のご紹介
コンマルクでは導入事例制作のウェビナーを開催します。BtoB企業の担当者様、これから導入事例の制作を検討している方はぜひご参加ください。
導入事例ページのデザインが参考になる企業4選
まずは、導入事例ページのデザインが参考になる企業を4社紹介します。
- 株式会社GIG
- ワンメディア株式会社
- 株式会社イードア
- 株式会社アルバイトタイムス
導入事例ページのデザインは、ユーザーの興味喚起やユーザビリティの面において重要な要素です。導入事例の中身はもちろん、デザインにもこだわりながらコンテンツを制作していきましょう。
株式会社GIG
▲出典：LeadGrid株式会社GIGは、Web制作やWebマーケティング、システム開発などのサービスを展開する企業です。操作性の高さとリード獲得機能を強みに持つ高機能CMS「LeadGrid」を提供しており、自社がサイト制作を支援した事例を商材サイト内で紹介しています。
LeadGridの導入事例ページには、「サイトタイプ」「制作費用」「制作期間」などの項目で事例を絞り込む機能が実装されています。自社に近い企業の事例を調べやすいため、よりターゲットにサービスを具体的に検討してもらいやすくなる点が大きなメリットです。
さらに、制作したサイトをサムネイルで紹介することで、デザインギャラリーとしての効果を持たせている点もポイント。デザインの引き出しが多いことをアピールしつつ、ターゲットに具体的な制作イメージを持ってもらうことに成功しています。
ワンメディア株式会社
▲出典：ワンメディア株式会社
ワンメディア株式会社は、YouTubeチャンネルの包括的な運営支援や各種SNS動画広告の運用を実施している企業です。TikTokを活用したプロモーション支援に特化した「TikTok Studio」の新規リード獲得増加を目的としたサービスサイト内で、プロモーション事例を紹介しています。
ワンメディアの導入事例で参考になるポイントは、目を引くサムネイルとタイトルです。実際のプロモーション動画を切り取ってサムネイルにしているので、どのような施策を実施しているのかを具体的に知れる点がうれしいポイントです。
さらに、成果として具体的な数字を盛り込んだタイトルは、非常に印象的。依頼するベネフィットがよくわかる、次々に読み進めたくなる導入事例ページに仕上がっています。
ワンメディア株式会社の導入事例ページは、こちらからご覧ください。
株式会社イードア
▲出典：株式会社イードア
株式会社イードアは、企業の経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報・顧客」において、あらゆるアプローチから支援するコンサルティングファームです。コーポレートサイトで支援実績を公開しており、事例はもちろんのこと、お客様の声も紹介しています。
事例ページのデザインで参考になるのは、「カテゴリー」「ソリューション」「業種」など、ターゲットが自社に近い課題を抱えている事例を探しやすいUIになっている点です。さらに、各事例にカテゴリーや業種がタグ付けされていて、一覧ページからでもそれぞれどのような事例なのかを把握しやすいデザインに仕上がっています。
株式会社イードアの導入事例ページは、こちらからご覧ください。
株式会社アルバイトタイムス
▲出典：ワガシャdeDOMO
株式会社アルバイトタイムスは、求人情報誌の編集・発行や求人情報サイトの運営など、人材関連サービスを展開している企業です。中小企業向け採用支援サービス「ワガシャdeDOMO」のサービスサイトに掲載されている導入事例は、リソースが限られている企業にとって非常に参考になります。
このサイトに掲載されている導入事例コンテンツは、「導入実績」と「お客様の声」のみです。情報量は多くありませんが、数字やグラフを効果的に使っているので、サービスの特徴や強みを効果的に伝えられています。
「コンテンツをいくつも作るのが難しい」「まずは簡易的な導入事例コンテンツを制作したい」という場合は、このサイトのようにあえて紹介する情報を絞り込むことで、訴求力を強めるという戦略がおすすめです。
株式会社アルバイトタイムスの導入事例ページは、こちらからご覧ください。
導入事例コンテンツが参考になる企業6選
次に、導入事例のコンテンツが参考になる企業の事例を6つ紹介します。
- コンマルク
- 株式会社タイミー
- 株式会社エブリー
- MNTSQ株式会社
- 株式会社WellGo
- 株式会社SHARE
コンテンツの中身は、導入事例を最後まで読み進めてもらったりターゲットを説得したりするときに重要になります。参考サイトの例を参照して、自社に取り入れられるポイントがないか検討してみましょう。
コンマルク
▲出典：コンマルク
コンマルクは、株式会社GIGが展開するメディア運営支援サービスです。これまでに支援してきた企業の実績を、導入事例として紹介しています。
通常、導入事例はインタビュー形式で時系列に沿って展開していくパターンがほとんどです。しかし、コンマルクでは「お客様の課題」「解決したこと」「お客様からの声」と見出しをわかりやすく作成し、それぞれ簡潔な内容に仕上げています。
導入事例では具体性や詳細な説明が重要とされていますが、あまりにも長いコンテンツはユーザーを飽きさせてしまいます。その点、コンマルクのコンテンツは読みきりやすく、さらに数字を使って具体的な成果も示せているので、離脱防止と興味喚起の両方を実現できている点が大きなポイントです。
株式会社タイミー
▲出典：タイミーラボ
株式会社タイミーは、面接・履歴書不要で好きな時間にすぐ働けるギグワークのプラットフォームとして「TImee（タイミー）」を展開している企業です。コンマルクが支援しているオウンドメディア「タイミーラボ」では、タイミーを導入している企業はもちろん、タイミーを活用して働いている方の体験談を紹介しています。
同社の導入事例の魅力は、コンテンツとしての多様性です。タイミーを活用する企業の事例はもちろん、タイミーワーカーの価値観や人生にフォーカスした記事、著名人へのインタビューなどさまざまなコンテンツを提供。
堅苦しくなく読み物としておもしろいコンテンツが豊富なので、楽しみながら読み進められる点が非常に参考になります。導入事例の紹介だけではなく、他社との差別化やブランディングにも成功している良好事例です。
株式会社タイミーの導入事例コンテンツは、こちらからご覧ください。
株式会社エブリー
▲出典：株式会社エブリー
株式会社エブリーは、メディア運営や小売業向けの統合的支援、マーケティングソリューションを展開している企業です。コーポレートサイト内で、自社が支援した企業の事例を紹介しています。
インタビュー形式で展開されるコンテンツのなかでは、同社が制作したクリエイティブを掲載。さらに、コンテンツの最後にはクライアントが依頼を検討したときに重要視したポイントを画像で解説しています。
テキストベースでありながら、視覚的な訴求を効果的に盛り込んでいるので、ユーザーを飽きさせないコンテンツに仕上げられています。
株式会社エブリーの導入事例コンテンツは、こちらからご覧ください。
MNTSQ株式会社
▲出典：MNTSQ株式会社
MNTSQ株式会社は、契約や法務相談のドラフトから管理まで、契約ライフサイクルを一気通貫でサポートするSaaS「MNTSQ CLM」を提供する企業です。コーポレートサイト内で、サポートを実施した企業の事例を紹介しています。
同社の事例コンテンツで参考になるのは、とにかく情報が整理されている点です。最初に導入の背景や導入効果をまとめ、企業の業務内容をしっかりと提示。そのうえで「課題」「導入経緯」「成果」を見出しに分けて説明しています。
背景色や文字の大きさ、太さなどを工夫しているので、視覚的に理解しやすいコンテンツに仕上がっている点がポイントです。また、段落や画像を入れるタイミングも適切で、非常にみやすいところが参考になります。
MNTSQ株式会社の導入事例コンテンツは、こちらからご覧ください。
株式会社WellGo
▲出典：株式会社WellGo
株式会社WellGoは、法人向けの健康管理システムを提供している企業です。コーポレートサイトに掲載された導入事例には各クライアントの想いや個性が反映されており、非常に魅力的なコンテンツに仕上げられています。
コンテンツの冒頭には導入企業の概要や導入の目的、決め手をまとめることで、ターゲットが知りたいと考える情報を明確に提示。そのうえで、各企業の課題や事業に込めている想いを丁寧に紹介しています。
導入事例で重要なのは、同じようなコンテンツになってしまわないよう、各事例で「その企業らしさ」を伝えることです。同社の導入事例は、それぞれの企業が持つ理念やストーリーが反映された、唯一無二のコンテンツに仕上がっています。
株式会社WellGoの導入事例コンテンツは、こちらからご覧ください。
株式会社SHARE
▲出典：株式会社SHARE
株式会社SHAREは、北海道札幌市を中心に、フィットネスクラブなどの健康事業に関わるサービスを展開している企業です。自宅で好きな時間にマンツーマンレッスンや食事指導を受けられるオンラインパーソナルトレーニング「スマホフィット」のサービスサイトに、お客様の声として事例を掲載しています。
BtoCサービスの導入事例なので、親しみを感じられるようなフランクな語り口のコンテンツに仕上がっています。サービスを体験した顧客のリアルな声を反映しており、良い点はもちろん、悪い点も正直に紹介している点が高評価です。
また、実際に体験した方の成果を数字や写真で公開しているので、納得感が強いところも評価できるポイントです。
株式会社SHAREの導入事例コンテンツは、こちらからご覧ください。
参考サイトからわかる！効果的な導入事例を制作するポイント
ここまでに紹介した参考サイトから、導入事例を制作するときに意識したい6つのポイントが読み取れます。
- 検索性が高い
- 結論ファーストな構成になっている
- ビフォーアフターがわかりやすい
- 写真や動画で視覚的な理解を促進している
- 「らしさ」が出ている
- 競合との違いを明確にしている
どのようなことなのか、詳しくみていきましょう。
なお、導入事例を制作するときに押さえておきたい基本的な情報は、こちらの記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
関連記事：BtoB企業に重要な導入事例とは？作り方や成果を出すポイントを紹介
検索性が高い
導入事例ページを制作するときは、検索性を高めることが大切です。会社規模や業種で事例を絞り込める機能を実装したり、タグ付けしたりすることで、ユーザーが求める情報へすぐにアクセスできる導線を整えておきましょう。
検索性の向上によりユーザーの利便性が上がれば、事例ページからの早期離脱を防ぎやすくなります。自社に似た企業の導入事例を多く閲覧してもらうことで、より商材に対する興味を高められる点もメリットです。
結論ファーストな構成になっている
結論ファーストな構成にすることも、導入事例を制作するときに意識したいポイントです。今回紹介した導入事例の多くは、タイトルや冒頭に導入の成果が明記されており、本文を読まなくても内容が理解できる構成になっています。
特にBtoBビジネスの場合、結論ファーストな構成にすることは非常に重要です。ビジネスパーソン、とりわけ決裁者は多忙でなかなか時間が取れないことも多いので、短時間で効率的に情報を伝えられると興味を抱いてもらいやすくなります。
ビフォーアフターがわかりやすい
優れた導入事例は、導入前の課題と導入後の成果を対比させて紹介しています。「どのような課題があり、どのような成果が得られたのか」をわかりやすく説明できると、商材の特徴やベネフィットをユーザーに理解してもらいやすくなります。
ビフォーアフターを紹介するときは、数字を使って定量的に成果を示すことが大切です。そのうえで感情などの定性的な情報をプラスできると、説得力の強い導入事例に仕上げられます。
写真や動画で視覚的な理解を促進している
導入事例を制作するときは、文字だけのコンテンツにならないように注意しましょう。写真やインフォグラフィック、動画、グラフなどを活用して、視覚的な面からの理解も促進するとユーザーが飽きてしまうことを防げます。
さらに、視覚的要素をプラスすることで、テキストだけでは伝えきれないリアルな効果や使用環境などを伝えやすくなるというメリットもあります。
「らしさ」が出ている
魅力的な導入事例では、紹介企業の個性や独自性をしっかりと表現しています。導入事例は同じような型・構成になりやすいので、各企業の個性を出して、ユーザーを飽きさせない工夫をすることが重要です。
例えば、担当者の写真を掲載したり企業の特徴をサムネイルに落とし込んだり、事業の独自性をアピールしたりする工夫がおすすめです。その企業らしさが伝わるオリジナルコンテンツを制作できれば、導入事例に新鮮さがもたらされ、ユーザーの興味を維持しやすくなるでしょう。
競合との違いを明確にしている
成果につながる導入事例は、自社と競合との違いを明確に提示しています。特に、比較・検討段階のユーザーは他社との違いを重要視するので、そこをターゲットにする場合は自社の独自性を強くアピールしていきましょう。
競合との違いを明確にしたいときは、顧客が自社を選定した決め手や導入検討プロセスを具体的に説明することが有効です。他の内容に埋もれないよう、コンテンツの冒頭部分にハイライトとして選定基準や成果をまとめておいてもよいでしょう。
関連記事：導入事例はなぜ必要？6つの効果と活用のコツについても
参考になる導入事例を探すときに役立つサイト
今回紹介した企業以外にも、参考になる導入事例コンテンツを制作している企業は多く存在しています。さらに多くの導入事例をみて制作のヒントにしたい方は、ぜひ以下のサイトを活用してみてください。
- Parts.
それぞれがどのようなサイトなのか、概要をみていきましょう。
Parts.
▲出典：Parts.
Parts.は、SaaSのサービスサイトやLPを中心としたデザインの参考サイトです。パーツやセクションごとのデザインを参考にしたいときに役立つサイトで、導入事例のセクションを絞り込んで検索することも可能です。
サムネイルでさまざまな企業の導入事例を一覧表示できて、実際にサイトへアクセスするリンクも設置されています。
▲出典：Pinterest
Pinterestは、Web上にある画像を収集してシェアできるサービスです。インテリアやファッションなどさまざまなジャンルの画像がシェアされており、ビジネスのアイデアを探したいときにも役立ちます。
「導入事例 デザイン」と検索すると、さまざまな企業の導入事例ページの画像が表示されます。気に入った画像は、自分のボードに保存したりメッセージに添付して共有したりすることも可能です。
効果的な導入事例の制作ならコンマルクへご相談ください
導入事例を制作するときは、検索性を高めたり結論から伝えたりと、ユーザーファーストなデザイン・コンテンツに仕上げることが重要です。どのような導入事例を制作すればよいかわからないときは、他社の導入事例を参考にして、自社らしいコンテンツを制作するヒントにしてみてください。
導入事例の制作でお悩みの方は、ぜひ株式会社GIGのメディア事業部が運営するサービス「コンマルク」までご相談ください。
コンマルクは、数百万PV〜数億PVのメディア構築実績を持つ専門家集団であるGIGのメディア編集部が、御社の事業成長に必要不可欠なメディア運営を強力にバックアップするサービスです。
コンマルクではこれまでに自社サイトの導入事例を数多く作成してきました。自社で培ったナレッジをもとに効果的な導入事例の制作が可能です。
これまでに製作した導入事例はこちら
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コンマルクは、コンテンツ制作、インタビュー取材、マーケティング設計、メディア運営、サイト分析改善など、上流から下流までトータルで伴走するコンテンツマーケティング総合パートナーです。コンテンツ制作やWebマーケティング、ブランディング、広報、動画領域に詳しいメンバーが情報発信をしています。
