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SEO対策

マーケティングにおけるSEOの役割とは?判断軸や他施策との使い分けを紹介

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目次

自社サイトへの流入やリードを増やしたいと考えた際、SEOを施策として思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。

 とはいえ、以下のような悩みを抱えていませんか?

「SEOに取り組むべきか否かわからない」

「Web広告やSNSなど他施策との違い・使い分けができていない」

本記事では、SEOの役割や取り組むべきか否かの判断軸、他施策との違いについて解説します。

SEOとは

SEOはSearch Engine Optimizationの略で、検索エンジン最適化ともいいます。 

コンテンツマーケティングの一つであり、GoogleやYahoo! JAPANなどの検索エンジンから自社サイトへの流入数を増やすための施策です。

ペルソナが検索するキーワードで上位表示することで、検索結果を通じてユーザーとの接点を作ることが目的です。具体的には、「SEO マーケティング」のように自社のターゲットが検索するキーワードで上位表示を狙い、自社サービスに関心が高いユーザーのサイト訪問数増加を図ります。

例えば、モバイルバッテリーを例に、検索行動とSEOの役割を説明してみましょう。

充電の減りが早く困っているユーザーは「外出先で使えなくなってしまう」というペインを解決するために「スマホ 充電 減りが早い」などのキーワードで検索します。

そして検索結果から自分の悩みを解決できそうな(=検索意図を満たしてくれそうな)ページをクリックし、サイトを訪問します。

見込みが高いユーザーが検索するキーワードで上位表示させることで、流入数を増やし、コンバージョン数の増加を図ることがSEOの役割です。

SEOの強み・弱み

SEOの強みと弱みは以下の表の通りです。

SEOの強み

SEOの弱み

・中長期的な成果を見込めること
・特定の課題・悩みを持ったユーザーの流入が見込める
・リード獲得がしやすい
・中長期的な集客費用を抑えられる

・効果が現れるまでに時間がかかる
・不特定多数の人にアプローチできない
・新しい市場を開拓できない
・商材によって向き・不向きがある

費用をかけ続けずに見込みユーザーの流入が見込める

SEOの強みは特定の課題や悩みを持ったユーザーと接点を持ち、中長期的な集客効果が見込めることです。

つまり、検索結果で上位表示されている間は、悩みを抱えて検索してくるユーザーが安定的に流入してくることが期待できます。

そのため、適切なキーワードを対策することで、費用をかけず自社の商材と相性の良いユーザーを獲得し続けられます。

とはいえ、どのページを上位表示するかという基準は日々変更されており、検索順位が大きく変動することも珍しくありません。

効果が出るまでに時間がかかり、向き・不向きが分かれる

一方でSEOの弱みは、不特定多数の人にアプローチできず、効果が現れるまでに半年から一年かかることです。

効果が現れるまで時間がかかる理由は、検索エンジンが記事を発見し、データベースに登録してから検索順位を決めているからです。

また、WEB広告やSNSと異なり、不特定多数の人に自社の商品やサービスを認知してもらうことはできません。

SEOに取り組むべきか否かの判断軸

SEOに取り組むべきか否かの判断軸は以下の3つです。

  • 市場が存在しているか

  • リード獲得が目的か

  • 中長期的に投資できるか

市場が存在しているか

一つ目の判断軸は市場が存在しているかどうかです。

SEOはユーザーが検索するキーワードを対策することで、集客効果が期待できる施策です。

つまり、既にある程度商材の認知度があり、検索需要がある場合にのみSEOは適しています。

SEOに向いている

SEOに向いていない

すでに認知が高い

ex, 一般的な製品やサービス

まだ認知度が低い

ex, 新技術、自社のみが展開するサービス

検索需要が大きい

検索需要が小さい

検索需要があるかどうかは、1か月でどれくらい検索されているか調査できるツールを使うことで調べられます。

新しいサービスでまだ認知度が低く、検索需要がない場合は、WEB広告やSNSなど他の施策を検討してみましょう。

リード獲得が目的か

二つ目の判断軸はリード獲得が目的かどうかです。自社の状況や目標に応じて、最適なWebマーケティングの施策が異なります。

SEOは特定の課題や悩みを抱えたユーザーと接点を持てるため、リード獲得に適しています。

また、短期的な効果は見込めませんが、上位表示されている間はコストをかけず集客できることが強みです。

数年前に制作した記事から継続的にリードを獲得できることも珍しくないため、中長期的にコストを抑えて集客したい場合もSEOがおすすめです。

リードを購入する状態まで育成するナーチャリングを主目的にする場合は、メールマガジンなど他の施策を検討してみましょう。

中長期的に投資できるか

三つ目の判断軸は中長期的に投資できるかどうかです。
SEOは成果が出るまでに半年から一年かかり、記事制作だけでなく、Webページに訪れたユーザーを分析するアクセス解析など多くの施策を行う必要があります。

そのため、中長期的にわたってSEOに取り組むリソースが必要です。

中長期的に取り組めるリソースを確保できない場合は、記事更新が滞るなどSEO施策が失敗する可能性が高まります。

社内にWebマーケティングの知見がない場合やリソースに不安がある場合は、コンテンツマーケティング専門会社への相談やコンテンツ制作の外注も検討してみましょう。

関連記事:コンテンツマーケティングの外注費用相場は?内訳や費用対効果を高める方法も

SEOで取り組むこと

具体的に、SEOで取り組む事は下記の3つです。


概要

施策例

コンテンツSEO

ユーザーの検索意図に合致したコンテンツを発信する

・キーワード選定
・記事コンテンツの作成

内部施策

検索エンジンとユーザーにサイトの構造や記事の構成を正しく伝える

・見出しタグの設置
・内部リンクの最適化

外部施策

外部サイトを通じて、自社サイトの評価を高める

・被リンク獲得
・サイテーションの獲得

コンテンツSEO

コンテンツSEOとは自社の商材と相性の良いキーワードを選定し、検索意図に合致したコンテンツを発信することです。

つまり、想定ユーザーが知りたい内容のコンテンツを作成し、検索結果から自社のサイトを訪問してもらうマーケティング施策です。

検索意図を満たすには、わかりやすくかつ専門性が高いコンテンツが必要です。専門家に取材や監修を依頼したり、常に最新の情報に更新したりしましょう。

参考:有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成|Google検索セントラル

内部施策

内部施策とは、検索エンジンとユーザーにサイトや記事の構成を正しく理解してもらうための施策です。

たとえ良いコンテンツを作成していたとしても、ページの表示が遅すぎる・動きが重いなどの場合は、ユーザーは使いにくさからページを離脱してしまいます。

また検索エンジンがページの内容を読み取れないと、検索結果のデータベースに登録できないため、検索結果に表示できません。

そのためユーザー・検索エンジンの両方を対象に、内部施策の実施が必要です。

内部施策には、具体的には以下のような施策があります。

  • 見出しタグの設置

  • 内部リンクの最適化

  • モバイルフレンドリー対応

  • ページの読み込み速度の改善

ユーザーの検索意図を満たすコンテンツを発信していても、検索エンジンや読者に伝わらなければ上位表示されることはありません。

そのため、コンテンツSEOと内部施策を優先的に取り組みましょう。

外部施策

外部施策とは被リンクやサイテーションの獲得を通じて、自社サイトの評価を高める施策です。

被リンク:外部サイトに自社サイトのリンクを貼ってもらうこと

サイテーション:リンクを伴わずに企業名やサイト名が、他社サイトやSNSで掲載されること。

外部からの評価が重要な理由は、関連するサイトから参考・引用されているコンテンツは検索エンジンから専門性が高いと評価されるためです。

そのため、関連性が薄いサイトから被リンクやサイテーションを獲得しても自社サイトの評価につながりにくくなります。関連性が高いサイトから被リンク・サイテーションを獲得できるよう、

参考:Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー|Google検索セントラル

SEO以外のWebマーケティング施策との比較

SEO以外のWebマーケティング施策との比較は以下の表の通りです。


リードジェネレーション
(見込み客の獲得)

ナーチャリング
(見込み客を購入まで育てる)

SEO

Web広告

×

SNS

メールマガジン

×

Web広告

Web広告とは検索エンジンやWebメディア、SNSなどのWeb媒体に表示される広告です。

代表的なWeb広告は以下の3つです。

・リスティング広告

・ディスプレイ広告

・SNS広告

Web広告の強みはSEOやSNS運用と異なり、即時的な効果が期待されることです。

一方、SEOとは異なりWeb広告はクリック課金が基本なので、集客する費用がかかり続ける欠点もあります。

成果が出るまでのスピードを求める場合は、Web広告を選択しましょう。

SNS

SNS運用とは、XやFacebook、LINEなどを活用したWebマーケティング手法です。ブランドや自社の価値観を伝えやすく、ユーザーと双方向のコミュニケーションができることが強みです。

SEOと同じく成果が出るまでに時間がかかりますが、フォロワーや登録者が増えれば、費用をかけず集客できます。一方で、XやFacebookのようなフロー型のSNSは、頻繁に投稿が必要なため運用コストが高いといった欠点もあります。

比較検討されにくい商材や市場が存在していない商材は、SNS運用が適しているといえるでしょう。

メールマガジン

メールマガジンとはナーチャリングを目的して行われる施策です。ナーチャリングとは既に獲得しているリードに対して、購入する状態まで育成することを指します。

具体的には、商材の解像度や自社への信頼感を高めるために、定期的に最新情報やキャンペーン情報を配信します。

リード獲得前のユーザーにはアプローチ出来ないため、リード獲得を目的とするSEOとは役割が異なります。

リード獲得を目的とする場合は、SEOやWeb広告などの手段を検討してみましょう。

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本記事では、WebマーケティングにおけるSEOの役割や取り組む判断軸などについて解説しました。SEOと他のWebマーケティング施策を検討している方の参考になれば幸いです。

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