【役割別】SEOツールおすすめ16選！選び方や導入必須の無料ツールも｜コンテンツマーケティング・コンテンツ制作会社ならコンマルク

SEO対策に必須のSEOツールですが、数多くの種類があり「自社に最適なツールがわからない」「導入コストに見合う効果が得られるか不安」といった悩みを抱えていませんか？

SEOツールにはキーワード調査から競合分析、コンテンツ作成支援まで役割別に様々な種類があります。また、無料のものから月額数十万円の有料ツールまで価格帯も幅広く、選択を誤ると時間や費用を無駄にしてしまう可能性も。

本記事ではSEOツール選びに迷っている方向けに、役割別の選び方のポイントと実務で活用できるおすすめのSEOツール16選を解説します。

SEOツールの役割

SEOツールは役割で大きく4つに分類でき、それぞれ以下のような機能を持っています。

役割	主な機能	活用例
キーワード調査	キーワードの洗い出し、検索ボリューム分析	キーワード選定
コンテンツ作成支援	構成案作成、コンテンツ制作	記事執筆記事の修正
自社分析	アクセス解析、順位変動確認、サイト内診断	サイトの改善点発見
競合分析	被リンク調査、競合の上位表示キーワード把握	競合サイトの分析

各ツールはこれらの役割のうち1つに特化したものや複数の機能を備えた総合的なものまで様々なものがあります。効果的なSEO対策を行うためには、自社の目的に合わせて適切な役割を持つツールを選択することが重要です。

またSEOツールを組み合わせることで、より戦略的なSEO施策を実現できます。例えば、競合分析で得た情報をキーワード設計に活用し、そこからコンテンツ作成へと繋げていくといった具合です。

キーワード調査

キーワード調査ツールを活用することでキーワード選定を効率化できます。主な機能は以下の3つです。

キーワードの洗い出し
検索ボリューム(月間検索数)の把握
競合性の分析

キーワードの洗い出しでは特定の単語に関連するキーワードを抽出できます。メタバースという単語では、「メタバース開発」や「メタバース空間デザイン」など無数のキーワード候補を見つけることができます。競合性の分析では、上位表示されているサイトのドメインパワーや被リンク数などを把握でき、上位表示を狙えるキーワードかどうか判断する基準になります。

活用方法としては、まず関連キーワードを幅広く洗い出し、その中から自社のビジネスと相性の良いキーワードを選定します。次に検索ボリュームや競合性を加味し、コンテンツ制作の優先度や自社サイトで上位表示を狙えるキーワードか見極めます。

コンテンツ作成支援

コンテンツ作成支援ツールはSEOライティングの品質向上と効率化を実現するツールです。具体的な機能は以下のとおりです。

構成案作成：類似記事の分析から、最適な見出し構成を提案
記事執筆：AIが記事のたたき台を自動生成
修正案作成：SEO観点での改善ポイントを提示
原稿のコピーチェック：他サイトとの類似度をチェック

これらの機能により、記事作成の工数を大幅に削減しながら、検索上位を狙える高品質なコンテンツ制作が可能になります。SEOライティング初心者でも、プロ品質の記事を作成できる環境を整えることができます。

自社分析

自社分析ツールは自社サイトのSEOに関する様々なデータを収集・可視化できるツールです。分析できる項目は以下の表のとおりです。

分析項目	チェックポイント
アクセス解析	・サイトへの訪問者の動き・どんな検索ワードで見つけてもらえているか
順位計測	・検索結果で何位に表示されているか・順位は上がっているのか、下がっているのか
技術的分析	・ページの表示が遅すぎないか・Googleのロボットが情報を正しく読み取れているか
サイト構造	・サイト内のページ同士のつながり（内部リンク）は適切か

これらの情報を確認することで、「どこを改善すれば、もっと多くの人にサイトを見てもらえるか」や「サイトに流入しユーザーがコンバージョンに至るためにはどうすればいいか」が分かります。自社分析ツールを活用し、定期的にチェックして改善することで、サイトのパフォーマンスを維持・向上させることができます。

競合分析

競合分析ツールは、自社サイトのポジショニングを明確にし、市場での競争優位性を確保するための強力な味方です。主な分析機能は以下の3つに分類されます。

トラフィック分析
キーワード分析
コンテンツ分析

トラフィック分析では競合サイトへの訪問者数の推移や流入元、滞在時間などを把握でき、キーワード分析では競合が上位表示を獲得している検索キーワードの特定や、そのボリューム推移、上位表示の難易度を確認できます。また、コンテンツ分析機能を使えば、検索順位の高いサイトやページの特徴を抽出し、更新頻度やコンテンツ構成を詳細に分析することが可能です。

これらの分析結果を活用することで、効果的なSEO戦略の立案や、的確なコンテンツマーケティングの実施が可能になります。

SEOツールの選び方

SEOツールの選び方は以下の4つです。

導入する目的と機能が合っているか
サポートが充実しているか
操作性や使いやすさ
同時ログインできるか

導入する目的と機能が合っているか

SEOツール選定の最重要ポイントは、導入する目的と機能が合っているかどうかです。

導入する目的と機能が合っていない場合、以下のような問題が発生します。
使用頻度の低い機能に余計な費用を払う
ツール活用が進まず、投資対効果が低下する
必要な機能がなく、SEOツールを導入した効果が得られない

各ツールにはそれぞれ得意分野があり、全ての機能を1つのツールでカバーすることはできません。そのため、自社の課題や目的に最も適した機能を持つツールを選定することが重要です。例えば、記事作成を担当するライターが足りていない場合にコンテンツ作成支援ツールを導入するなどです。

このように個別の機能に特化したツールを選ぶ方法がある一方で、複数の機能を備えた総合的なSEOツールも選択肢として考えられます。ただし、総合的なツールは月額費用が高額になる傾向があるため、必要な機能や使用頻度を考慮し、費用対効果を検討する必要があります。

サポートが充実しているか

多機能なSEOツールの場合、導入後すぐに使いこなすことは難しく、ある程度の学習期間が必要です。そのため、サポート体制が整っているかどうかは、ツール選びの重要なポイントとなります。

サポート体制は大きく分けて以下の3種類があります。

サポートの種類	主な内容
基本的なサポート	・メールやチャットでの問い合わせ対応・マニュアルやFAQの提供
手厚いサポート	・オンラインでの操作説明会・定期的なウェビナーの開催
カスタマーサクセス型サポート	・担当者がついて伴走支援・戦略立案のアドバイス・分析結果の見方や活用方法の提案

特に初めてSEOツールを導入する場合は、カスタマーサクセス型のサポートがあるツールを選ぶことをおすすめします。実際の分析データを見ながら、具体的な活用方法を相談できるためです。

また、海外のSEOツールを検討している場合は、日本語の情報やサポートがあるかも確認しましょう。言語の壁があると、せっかくの充実した機能も十分に活用できない可能性があります。

操作性や使いやすさ

SEOツールを選ぶ際は、機能面だけでなく、使い勝手も重視する必要があります。以下の3つの観点から、実際の業務での利用シーンを想定して選びましょう。

SEOツールの操作性と使いやすさは、以下の3つの観点から確認しましょう。

データの見やすさ
グラフや図表が理解しやすく、必要な情報へすぐにアクセスできる画面設計であることが重要です。
作業のしやすさ
一括分析や自動レポート作成機能があり、Excelなどへのデータエクスポートがスムーズにできることが必要です。
習得のしやすさ
直感的なUI設計で、分かりやすい用語を使用し、視覚的な説明資料が充実していることが求められます。

これらの要素は日々の業務効率に大きく影響します。そのため、無料トライアルやデモ版が提供されている場合は、実際に触って使いやすさを確認することをおすすめします。特に複数人での利用を想定している場合は、チーム全員で使いやすさを検証するとよいでしょう。

同時ログインできるか

SEOツールを導入する際、同時ログインの可否は非常に重要なポイントとなります。以下の2つの観点から確認する必要があります。

チェックポイント	確認項目
①アカウント作成数の上限	・1契約あたりの作成可能アカウント数・追加アカウントの費用・管理者アカウントと一般ユーザーアカウントの区別
②同時ログインの制限	・複数デバイスからの同時ログイン可否・IPアドレスによる制限の有無・同時作業可能な人数の上限

特にチームでSEO対策を行う場合は、メンバー全員が必要な時に必要な機能にアクセスできることが重要です。同時ログインができない場合、一人が作業を終えるまで他のメンバーが待機する必要があり、複数人で同時に作業することができません。その結果、キーワード設計やコンテンツ制作の効率化につながらない恐れがあります。

導入必須の無料SEOツール4選

導入すべき無料のSEOツールは以下の4つです。

Google Search Console
Google Analytics
ラッコキーワード
Microsoft Clarity

Google Search Console

出典：Google Search ConsolGoogle Search Consoleは、サイトの検索パフォーマンスを細かく分析できる無料ツールです。このツールを活用することで、サイト流入前のユーザーの行動やサイト内部の問題点を把握できます。主な活用方法は以下の2つです。

検索パフォーマンスの分析
- 検索キーワードごとの表示回数、クリック数、順位を確認
- ページごとの検索流入状況を把握
サイトの技術的な問題点の発見
- サイトマップの送信と確認
- クロールエラーの発見と修正

また、新規記事の公開時や既存記事の修正後には「インデックス登録をリクエスト」機能が便利です。この機能を使うことで、更新したコンテンツをGoogleの検索結果に早く反映させることができます。

Google Search Consoleの詳細はこちら

Google Analytics

出典：Google Analytics

Google Analytics（グーグルアナリティクス）は、Webサイトへの訪問者の行動を詳しく分析できる無料ツールです。Google Search Consoleとは異なり、サイト流入後の行動を把握・分析できます。

Google Analyticsの主な分析項目は以下の表のとおりです。

分析カテゴリー	分析内容
基本的な分析項目	・訪問者の数や滞在時間・どの端末（スマートフォン、パソコン、タブレット）から見られているか・どの地域からアクセスが多いか
サイトの流入分析	・Google検索から来た人の数・SNSやほかのサイトから来た人の数・URLを直接入力して来た人の数
SEO対策に役立つ分析機能	・どのページから離れてしまう人が多いか・商品購入や資料請求などの目標達成（コンバージョン）までの道筋

それらの分析を通して、「お問い合わせページ」への訪問者が多いのに、実際の問い合わせが少ない場合、そのページの改善が必要かもしれません。また、商品購入ページまで進んだものの、最後の決済で離脱する人が多い場合は、決済方法を見直すきっかけになります。このように、サイト改善のヒントを見つけるのに役立ちます。

Google Analyticsの詳細はこちら

ラッコキーワード

出典：ラッコキーワード

ラッコキーワードは無料で利用できる便利なキーワード調査ツールです。Google検索のサジェストを中心に関連語や見出し抽出、共起語などSEO対策に必要な情報を簡単に入手できます。

大きな特徴は、GoogleだけでなくBingの検索キーワード情報も取得できることです。2つの検索エンジンの情報を分析できるため、より幅広いユーザーの検索行動を把握できます。

ラッコキーワードの活用方法としては、構成案作成時にサジェストや見出し抽出機能を活用し読者のニーズや競合を把握するなどが挙げられます。

ただし無料プランではキーワード調査の回数に制限があったり、一部機能が使えなかったりするデメリットもあります。導入する目的やキーワード調査の利用回数などを考慮して、必要があれば月額440円からの有料プランも検討しましょう。

ラッコキーワードの詳細はこちら

Microsoft Clarity

出典：Microsoft Clarity

Microsoft Clarityは、サイト訪問者の行動を細かく分析できる無料のヒートマップツールです。ユーザーの動きを可視化することで、サイト改善に役立つ具体的なヒントが得られます。

Microsoft Clarityの主な機能は以下の表のとおりです。

機能	詳細
レコーディング機能	・ユーザーの実際の行動を動画として記録・最大4倍速での再生が可能・マウスの動きやクリック位置を可視化
ヒートマップ機能	・クリック箇所を色の濃淡で表示・スクロール状況の把握・デバイス別の分析が可能
ダッシュボード機能	・訪問者数やページ別アクセス数を表示・イライラクリックなどの特殊な行動も計測・Google Analyticsと連携可能

これらの機能を使うことで、サイトの問題点が見つけやすくなります。例えば「お問い合わせボタンが見つけづらい」や「商品ページの説明文が長すぎる」といった改善点が明確になり、より使いやすいサイトづくりにつながります。

Microsoft Clarityの詳細はこちら

SEOを効率的に対策するならコンマルクがおすすめ

SEOツールはその目的や機能に応じて適切に選択することが重要です。導入に際しては、以下の3つのポイントを押さえましょう。

自社のSEO戦略に合った機能を備えているか
予算に見合った費用対効果が見込めるか
操作性や使いやすさは自社の要件を満たしているか

ただし、SEOツールの導入はあくまでもSEO対策の第一歩に過ぎません。ツールを最大限活用し、効果を出すためには専門的な知識と経験が必要です。そのため、SEOツールの導入と併せて、SEOコンサルタントによる支援を検討することをおすすめします。サポートを受けることで、より戦略的かつ効果的なSEO施策を展開できます。

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